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​コーディネート

■雑誌の取材

取材者から「こういう場所へ行きたい」「こういう写真が撮りたい」などの希望があれば、それに応えられなければなりません。インタビューなどがある場合は、聞き手の質問自体や話のもっていき方も重要ですが、どれだけ興味深い話を引き出せるかは、通訳の資質による部分が大きいと感じています。日程的な制限はありますが、一発勝負ではない側面も大きいので、いい写真が撮れるまで粘ったり、また撮り直したりと、時間の許す限りライターさんやカメラマンさんが納得できるまで協力します。作品を創っていく過程に、私自身も参加させてもらえる喜びがあり、数日間の取材で一緒に回った時間が、実際に数ページの記事として出来上ってくるとうれしいものです。

■テレビ関連の取材

まれに知人のつながりからお話をいただいたり、問い合わせが来ることがありますが、決して頻繁ではありません。そもそも積極的に営業などもしていないので、なかなかお手伝いする機会はありません。映像の場合、ヤラセまでいかなくても時間が限られていたりすると、企画にあった絵を撮るためにはどうしても被写体に 無理を要求してしまうことがあります。その番組がどんなジャンルかにもよりますが、ニュースやドキュメンタリーなどの場合、日本人取材者側と撮られる側であるタイ人の板挟みになってしまい、考えさせられることもあります。情に流されて仕事と割り切れない甘さが、テレビ取材向きではないのかもしれませんが、反対にお互いの立場や想いの違いを理解して、良いモノを創るお手伝いができればと考えています。

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