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調査や研究のお手伝い

大学教授や学生、個人的な調査や研究のお手伝い

例えば、チェンマイ周辺における農作物の契約栽培について、企業や農家にインタビューをして資料を収集するという調査を手伝ったことがあります。日本にも輸出されている冷凍枝豆の工場を見学させてもらい、担当者から話を聞きました。また、実際に契約農家を訪ね、作付け状況や収入、契約栽培が入る前と後の状況の変化などについて聞き取り調査をしました。

また、違うケースでは、現地NGOの協力を得て、森林の現状や植物の調査をお手伝いしたこともあります。単にどこに何が植生しているかだけではなく、森と人の関わりについて、村人への聞き取りもしました。森から何を採取して、どのような形で保護し、自然と共存しているかという点がポイントになりました。

NGOが活動しているプロジェクト地域で、エイズ孤児の調査に同行したこともあります。両親がHIVに感染している家庭、すでに両親が亡くなり、祖父母に育てられているケースなどが対象で、インタビューを行ったり、あるテーマで子供たちに絵を描いてもらい、そこから精神的な状態を分析するというものでした。

聞き取りやインタビューの通訳というのは、翻訳機のように言語を交換していればいいというものではありません。質問者の意図やニュアンスを相手に伝え、質問にそった答えを導かなければなりません。質問があまりにもストレートな表現の場合、相手の様子や表情を見ながら答えやすい表現に変えることもあります。または、その前に一つ別の質問を挟むことで、相手が答えやすくするということも、その場で臨機応変に対応しています。当然、話しやすい雰囲気作りというのも大切な要素です。

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